ブロートン北太平洋航海記
ウィリアム・ロバート・ブロートン(著)
吉田俊則(訳)
- 出版年月
- 2021年10月
- ISBN
- 978-4-7734-2042-5
- 判型・ページ数
- A5判・本文328ページ+カラー口絵4ページ
- 定価
- 本体5,000円+税
- 在庫
- なし
本の内容
1795年から98年にかけて行われた英国海軍探検隊の記録を全訳。
北米西岸からハワイなどを経て、当時のヨーロッパで空白の海域だった蝦夷、樺太、千島列島を含む北東アジア一帯を探査し、各地の地理、住民の風俗を記録した。蝦夷地では現在の室蘭付近に二度にわたり寄航して松前藩士らと接触し、日本側の警戒を呼び起こした。
1804年の初版を、その後の研究を加味して精緻に翻訳した決定版。日本史上、太平洋史上第一級の史料である。
目次
解説 ブロートンの航跡をたどって
凡例
ウィリアム・ロバート・ブロートン『北太平洋への探検航海記』
序文
ブロートン艦長麾下、英国軍艦スループ船プロヴィデンス号の乗員名簿
第一巻 航海開始から中国マカオへの最初の寄港までの報告
第一章(一七九三年〜一七九五年一〇月一三日)
第二章(一七九五年一〇月一四日〜一七九六年二月一九日)
第三章(一七九六年二月二二日〜六月)
第四章(一七九六年七月〜九月一五日)
第五章(一七九六年九月一六日〜一〇月一三日)
第六章(一七九六年一〇月一四日〜一一月一七日)
第七章(一七九六年一一月一八日〜一七九七年四月一六日)
第二巻 津軽海峡を通過した第二回北方探検と朝鮮海岸および黄海経由のマドラスへの帰還についての報告
第一章(一七九七年四月一九日〜五月一七日)
第二章(一七九七年五月一七日〜六月二六日)
第三章(一七九七年六月二七日〜七月一五日)
第四章(一七九七年七月一六日〜八月一二日)
第五章(一七九七年八月二一日〜九月一二日)
第六章(一七九七年九月一三日〜一〇月五日)
第七章(一七九七年一〇月六日〜一〇月二一日)
第八章(一七九七年一〇月二二日〜一一月二七日、一七九八年、一七九九年)
訳者あとがき
ブロートン探検航海の経路
参考文献
さくいん